耳鳴りと疲労

 

 

耳鳴りと疲労について

「ジーン」や「キーン」と音が聞こえる耳鳴りは、疲労と大きく関係していると言われております。

 

疲労には肉体的な「身体の疲労」と、精神的な「心の疲労」の2種類に大きく分けられ、いずれも耳鳴りと深く関係しており、身体に悪影響を及ぼして日常生活にも支障を来たすのです。

 

どちらの疲労でも過度に溜まることで血液循環に変化が生じ、細胞レベルの機能に少なからず影響を与えます。

 

そして、聴覚系の機能を抑えている遠心系の働きが弱まり、次第に耳鳴りが強くなっていくというメカニズムです。

 

また、疲労によってストレスが蓄積して自律神経に乱れが生じ、その影響で耳鳴りの症状が悪化している方も多いかもしれません。

 

自律神経の乱れは耳鳴りだけではなく、胃が痛んだり胸焼けが起きたりする神経性胃炎や、慢性的な便秘や下痢に悩まされる過敏性腸症候群を患うこともあります。

 

普段から意識していなくても、循環器や呼吸器などの活動をコントロールするために24時間に渡って働き続けているのが自律神経で、この乱れには十分に注意しなければならないのです。

 

他のページでも説明致しましたが、自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、両者が上手くバランスを取ることで生命活動が維持できます。

 

しかし、疲労が過度に溜まっている状態ですと自律神経の乱れの程度も大きくなり、次第に耳鳴りの音も大きくなるという不快な症状で悩まされやすいのです。

 

現代人の多くは、疲労とストレスと隣り合わせの生活を送っているケースが多いため、耳鳴りの症状を和らげるためにも自分の生活習慣を今一度見直した方が良いのではないでしょうか。

 

疲労による耳鳴りは、最初は就寝前に引き起こされやすいという特徴がありますが、更に進行すると夕方から夜にかけて鳴り響くようになります。

 

疲労度が進めば1日中に渡って耳鳴りを引き起こすこともあり、生理的な現象では片付けられないので、身体の疲労と心の疲労を和らげてあげなければならないのです。

 

「まだ若いから大丈夫」「耳鳴りの程度が弱いから大丈夫」と甘く見ていると治療が困難になるかもしれないので、疲れたと感じた時は休息を多めに取った方が良いかもしれません。

 

身体の疲労よりも心の疲労具合の方が大きいのであれば、趣味の時間を増やしてリラックスやリフレッシュを心掛けるのも選択肢の一つです。

 

病気の可能性もあるので素人の判断は危険かもしれませんが、身体の疲労や心因性のストレスとも耳鳴りは深く関わっていると頭に入れておいてください。

 

 


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